薬局通信「けんこうサポート」2022年1・2月号

冬に起こりやすい危険

【ヒートショック】

大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックと呼びます。

具体的には、冬場における浴槽でのヒートショックが代表的です。

血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離・心筋梗塞・脳梗塞などの病気が起こるので、油断できない現象と言えます。

ヒートショックは入浴中に亡くなる原因で最も多いので、特に65歳以上の高齢者は要注意です。ヒートショックに伴って、浴場で溺死してしまう高齢者は多いです。

ヒートショックは家の中の温度差が原因で起こっており、真冬に暖かい部屋から気温が低い浴室やトイレに入った際などは要注意です。

入浴中は血圧は急激に大きく変動しがちなので、心筋梗塞・不整脈・脳梗塞・脳出血などを引き起こしやすいと言えるのです。

【低温やけど】

低温やけどとは、少し触ったくらいでは通常やけどとならないような低温(44℃~50℃くらい)に長時間接することで起こるやけどのことです。

一般的に44℃に約6時間接すると低温やけどになるといわれています。接している時間が長ければ長いほど深いやけどになってしまいます。

また、接する温度が高くなればなるほど、短時間で低温やけどとなります。

低温やけどの怖さは、「熱い」と感じた時点ではもう低温やけどとなってしまっていて応急処置が間に合わないことがよくあるということです。

低温やけどは寝ているときにもよく起こるため重症化しやすい傾向があります。

湯たんぽ、使い捨てカイロ(特に貼るタイプのもの)による低温やけどが多いです。

温風ヒーターやストーブなどの暖房器具の前でうたた寝してしまい起きたら低温やけどになっていた、という方も意外と多いようです。

普通のやけどと同じく、じゅうぶんに冷やしてから皮膚科を受診してください。

低温やけどの場合、深いやけどとなってしまっている場合が多いのできちんと皮膚科で診断してもらうことが重要です。

けやき薬局 野村 和美(薬剤師)

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